ヨーロッパのつぶさなトイレ事情
チェコ、ポルトガル、スペイン、クロアチアの4カ国を、1カ月間の旅行で見て使って感じたトイレ事情をお伝えします。
トイレが少ない
トイレの数がまず少ないです。駅、空港などでもトイレの数は少ないです。
そうなると、行きたいわけではなくても行けるうちに行っておこう、となります。トイレの遠い人間も含め全員がそうなりました。
きらびやかなショッピングモールでも、トイレがどうしても見つからなくて、聞いてみるとそのフロアにはなかったなどということがありました。(チェコのプラハ)
そのときはトイレを求めてとんでもない長距離を移動しなければなりませんでした。
有料トイレ
トイレ使用は有料でもふつうで、無料で使えるとラッキーです。
特に厳しかったのはプラハです。トイレとは、無料で使えるものではない、という認識が定着しました。
3人で外出すると、トイレ出費だけで簡単に千円を超えます。観光の中心地ほど使用料金は高くなります。
クロアチアでは、同じ国でも、首都ザグレブと、一番の観光地ドブロブニクでは状況がちがいます。ザグレブの方が少しましに感じました。とはいっても困難はつきまといます。
地元の人はどうしているのかな、と疑問に思っていました。するとその答えの1つに出くわしました。トイレのために同じファーストフード店に2回入っているうちにわかりました。
そこでは、レシートにトイレに入るための暗証番号が書かれているのですが、明らかにお客さんではないような親子連れや、ティーンエイジャーの友人同士が次々に地下にあるトイレを利用します。
暗証番号を覚えていてトイレを使いにくるのです。暗証番号が変更されていないか、変更のスパンが長いかなのでしょう。
トイレに鍵
無料の場合ですが、鍵がかかっていて自由に使えない、ということもごくふつうです。
上記のように買い物レシートに4桁の暗証番号が載っている場合が多いですが、レジの人から鍵を借りる、という場合もありました。
汚れていて紙がない
無料で使えるスーパーのトイレでは、汚れていて紙がないような状況もありました。日本のように、清潔なトイレの維持に経費をかける文化がないのでしょう。
長くパリに住んでいる友人も、パリのトイレが汚いことを嘆いていたことがあります。日本はトイレ先進国ですね。
変わったトイレ体験
次女は、クロアチアのドブロブニクで、バスターミナル近くの公営トイレに7クーナ(120円)を機械に入れて入ろうとしたら、ロックされていて入れず、お金だけとられ憤慨していました。
営業時間外のためロックされていたのではないかと思われました。急いでカフェを探してトイレ使用のためにお茶を飲みました。
そうするとまたトイレが近くなるのに、トイレ使用のためのカフェ利用がちょくちょく必要になってしまいます。
プラハから出掛けた郊外の町の駅でのことです。トイレ番のおばあさんが袋のスナック菓子を食べつつトイレの外を歩き回りながら番をしていました。
私たちが入るときに使用料を徴収して、「サンキュー」とうれしそうでした。もしかするとそれが賃金のすべてなのかもしれません。
ペーパーが個室にないトイレ
そんなばかな!と思ってしまいますがペーパーが個室の外ににあるトイレが中にはあるのです。
有料トイレで、ペーパーがないと思って手持ちのティッシュペーパーで間に合わせて外へ出るとペーパーが見つかりました、へんな場所に。
男女別のトイレに分かれる前の場所に一個のペーパーホルダーがありました。つまり、事前にとってからトイレへ行くように、ということです。ちょっと恥ずかしい。
個室に箱が2つ
トイレ個室に箱が2つあり、一方は明らかに汚物入れです。他方はというと、蓋がなく、使用済みらしきペーパーがたくさん入れられています。そのようなトイレをよく見かけました。
ペーパーを流すようにとも、流さないようにとも注意書きはないのです。逆ですが、九州や沖縄のトイレではよく中国の人向けの注意書きがあります。ペーパーは流すようにと。そのことを思い出しました。
推測ですが、長らくペーパーを自由に流せないようなトイレ事情の時期を過ごした名残で、ペーパーを別に捨てる行動が定着しすぎているために、専用の箱が必要なのかなと思いました。
どこかの空港で、広くてきれいなトイレ個室内に汚物入れがなくて、トイレの外の壁に並んでいたことがあり、その光景に驚いたことがありました。
これまでに、日本のような、暖房便座も、シャワートイレも一度も見かけたことはありません。1泊限定で、ちょっと贅沢なスタイリッシュな宿泊も体験しましたが状況は変わらずでした。
シャワー
シャワートイレはないと書きましたが、ときどきシャワーが、便器の右後ろの壁についているトイレに出合いました。それはどのように使うものなのかなと疑問に思いました。
その下の床が少し、頭一つ二つ分くらい濡れている場合もありました。
結論
行き届いたトイレを持ち、その上に公衆トイレまであり、どこへ行ってもトイレの用を足す心配などせずに過ごせる国はそうないのではないか、と推測します。
日本はまちがいなくトイレ天国だ、と思います。
ただ、日本では水を流すボタンやレバーの位置がけっこうまちまちで、時に見つけづらくて冷や汗のときもありますが、こちらではそれだけはありませんでした。
トイレの数がまず少ないです。駅、空港などでもトイレの数は少ないです。
そうなると、行きたいわけではなくても行けるうちに行っておこう、となります。トイレの遠い人間も含め全員がそうなりました。
きらびやかなショッピングモールでも、トイレがどうしても見つからなくて、聞いてみるとそのフロアにはなかったなどということがありました。(チェコのプラハ)
そのときはトイレを求めてとんでもない長距離を移動しなければなりませんでした。
有料トイレ
トイレ使用は有料でもふつうで、無料で使えるとラッキーです。
特に厳しかったのはプラハです。トイレとは、無料で使えるものではない、という認識が定着しました。
3人で外出すると、トイレ出費だけで簡単に千円を超えます。観光の中心地ほど使用料金は高くなります。
クロアチアでは、同じ国でも、首都ザグレブと、一番の観光地ドブロブニクでは状況がちがいます。ザグレブの方が少しましに感じました。とはいっても困難はつきまといます。
地元の人はどうしているのかな、と疑問に思っていました。するとその答えの1つに出くわしました。トイレのために同じファーストフード店に2回入っているうちにわかりました。
そこでは、レシートにトイレに入るための暗証番号が書かれているのですが、明らかにお客さんではないような親子連れや、ティーンエイジャーの友人同士が次々に地下にあるトイレを利用します。
暗証番号を覚えていてトイレを使いにくるのです。暗証番号が変更されていないか、変更のスパンが長いかなのでしょう。
トイレに鍵
無料の場合ですが、鍵がかかっていて自由に使えない、ということもごくふつうです。
上記のように買い物レシートに4桁の暗証番号が載っている場合が多いですが、レジの人から鍵を借りる、という場合もありました。
汚れていて紙がない
無料で使えるスーパーのトイレでは、汚れていて紙がないような状況もありました。日本のように、清潔なトイレの維持に経費をかける文化がないのでしょう。
長くパリに住んでいる友人も、パリのトイレが汚いことを嘆いていたことがあります。日本はトイレ先進国ですね。
変わったトイレ体験
次女は、クロアチアのドブロブニクで、バスターミナル近くの公営トイレに7クーナ(120円)を機械に入れて入ろうとしたら、ロックされていて入れず、お金だけとられ憤慨していました。
営業時間外のためロックされていたのではないかと思われました。急いでカフェを探してトイレ使用のためにお茶を飲みました。
そうするとまたトイレが近くなるのに、トイレ使用のためのカフェ利用がちょくちょく必要になってしまいます。
プラハから出掛けた郊外の町の駅でのことです。トイレ番のおばあさんが袋のスナック菓子を食べつつトイレの外を歩き回りながら番をしていました。
私たちが入るときに使用料を徴収して、「サンキュー」とうれしそうでした。もしかするとそれが賃金のすべてなのかもしれません。
ペーパーが個室にないトイレ
そんなばかな!と思ってしまいますがペーパーが個室の外ににあるトイレが中にはあるのです。
有料トイレで、ペーパーがないと思って手持ちのティッシュペーパーで間に合わせて外へ出るとペーパーが見つかりました、へんな場所に。
男女別のトイレに分かれる前の場所に一個のペーパーホルダーがありました。つまり、事前にとってからトイレへ行くように、ということです。ちょっと恥ずかしい。
個室に箱が2つ
トイレ個室に箱が2つあり、一方は明らかに汚物入れです。他方はというと、蓋がなく、使用済みらしきペーパーがたくさん入れられています。そのようなトイレをよく見かけました。
ペーパーを流すようにとも、流さないようにとも注意書きはないのです。逆ですが、九州や沖縄のトイレではよく中国の人向けの注意書きがあります。ペーパーは流すようにと。そのことを思い出しました。
推測ですが、長らくペーパーを自由に流せないようなトイレ事情の時期を過ごした名残で、ペーパーを別に捨てる行動が定着しすぎているために、専用の箱が必要なのかなと思いました。
どこかの空港で、広くてきれいなトイレ個室内に汚物入れがなくて、トイレの外の壁に並んでいたことがあり、その光景に驚いたことがありました。
これまでに、日本のような、暖房便座も、シャワートイレも一度も見かけたことはありません。1泊限定で、ちょっと贅沢なスタイリッシュな宿泊も体験しましたが状況は変わらずでした。
シャワー
シャワートイレはないと書きましたが、ときどきシャワーが、便器の右後ろの壁についているトイレに出合いました。それはどのように使うものなのかなと疑問に思いました。
その下の床が少し、頭一つ二つ分くらい濡れている場合もありました。
結論
行き届いたトイレを持ち、その上に公衆トイレまであり、どこへ行ってもトイレの用を足す心配などせずに過ごせる国はそうないのではないか、と推測します。
日本はまちがいなくトイレ天国だ、と思います。
ただ、日本では水を流すボタンやレバーの位置がけっこうまちまちで、時に見つけづらくて冷や汗のときもありますが、こちらではそれだけはありませんでした。
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