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110番通報。心ある方にはぜひ、きちんと行って欲しい。
先日、ニュースで見た記事に感銘を受けて、110番の仕方についてお伝えしたいと思いました。
それは、買い物に来ていた人が連れていたごく小さい赤ちゃんの健康状態が、あまりに悪そうで変だと思った方が110番通報して、赤ちゃんは保護され母親は逮捕された、という記事でした。
生まれた時に何らかの不調があったのに、医者に見せずにそのままにしていた、ということでした。1本の電話がちいさな赤ちゃんの命を救いました。
私自身も子供虐待などに遭遇した時にはちゃんと110番したいものだと思っていますが、見かけた時に適切に通報してくださる方があちこちにいればうれしいな、と思います。
そのような思いで110番通報について知り得たことや経験したことをお伝えさせていただきます。
必要なケースに対してきちんと110番する人があまりいないように感じます。
なぜそう感じるかというと、なにか事件があった後の取材で、「いつもあの子は裸足(裸)で外に出されていた」のような声がきかれることが多いからです。
おかしいのでは?と思いながらも、行動しないで見過ごしてしまう人がかなりいるのではないでしょうか?でも、110番通報した人に不利益が起きることはありません。
経験したことのない人にとって110番通報というのは、ものものしくてハードルが高そうに感じるのかもしれません。面倒なことに巻き込まれるようなことはいやだ、と思うのかもしれません。
でも、そういうことはありません。110番の電話はもっと活用されていいと思います。
110番にかけると「事故ですか?事件ですか?」と聞かれます。その答えとしては「事故です」と「事件です」のほかに、「緊急ではありません」という答え方もあります。
「緊急ではないならかけないように」と言われたことは一度もありません。110番の受付では緊急性を優先して対応するから大丈夫なのかと思われます。
私はお巡りさんとの会話から110番電話のハードルの低さを学びました。
「えっ、そんなことで110番していいんですか?」「いいんです」。
その後に続いたのは「そうでなければ動けない」か、「その方が動きやすい」というような言葉でした。
以前に、商業施設の2階を賃借して学習塾を運営していたときのことです。
巡回にきたお巡りさんに、(夜おそくまで残っているようなときに)「下の出入り口にたむろされるので困る」と話した時に、「そんなときは110番してください」と言われました。
それがある時、通報後に耳を澄まして聞いてみると「中から出て来れないと電話があった」、などとたむろしている連中に言っているのです。とんでもない話です。お礼参りされてしまいかねません。
次回からは、それについての抗議と注意も含めながら110番するようにしたところ、以後は問題ありませんでした。
その他の通報は以下のようなときでした。
・信号待ちをしながら眠り込んでいるトラック運転手をみたとき
・団地内外で暴走を繰り返すバイクがいたとき
・中学生たちがおそくまでコンビニ前で座り込んでいたとき
・終電後の駅前に具合悪そうな人がいたとき
・お巡りさんに様子を見に行ってもらいたい、と思うケース(何度も)
私はまだ児童虐待で電話をかけたことはありませんが、児童虐待の通告は全ての国民に課せられた義務です。(児童福祉法第25条)
「通告」とは児童相談所に連絡することを言います。でも、冒頭のニュースの例でわかるのは、緊急の通報先として児童相談所は適切ではありません。すぐにかけられるのは110番で、すぐに動いてくれるのも警察です。
遭遇した場合は「110番通報」で問題ないと思います。
110番は地元の警察署や交番につながっているのではなく、本部につながります。ですから事故や事件の起きた場所を聞かれたときには、そのつもりで答える必要があります。
いつ、どこで、何があったのかを伝えます。最後に名前を聞かれますが、名前は言っても言わなくても自由です。言わない場合は「匿名希望です」の一言で済みます。
ここまで読んでいただいたことで、110番へのハードルは下がったでしょうか?
「虐待みたいだけど自分の思い過ごしだったらどうしよう?」
「警察がきたときには虐待がもう止んでいたらどうしよう?」
などの心配は無用です。思い過ごしだったらなおいいではありませんか。
電話しなかったために弱者の命が奪われたり、危険な目に遭ったりするかもしれません。
そのことを考えて、ぜひ少しの勇気を出して迷わずに110番通報をしていただければ、と思います。なにも怖いことはありませんので。
生まれた時に何らかの不調があったのに、医者に見せずにそのままにしていた、ということでした。1本の電話がちいさな赤ちゃんの命を救いました。
私自身も子供虐待などに遭遇した時にはちゃんと110番したいものだと思っていますが、見かけた時に適切に通報してくださる方があちこちにいればうれしいな、と思います。
そのような思いで110番通報について知り得たことや経験したことをお伝えさせていただきます。
110番通報する人は少ない
必要なケースに対してきちんと110番する人があまりいないように感じます。
なぜそう感じるかというと、なにか事件があった後の取材で、「いつもあの子は裸足(裸)で外に出されていた」のような声がきかれることが多いからです。
おかしいのでは?と思いながらも、行動しないで見過ごしてしまう人がかなりいるのではないでしょうか?でも、110番通報した人に不利益が起きることはありません。
110番通報は心ある方が適切に
経験したことのない人にとって110番通報というのは、ものものしくてハードルが高そうに感じるのかもしれません。面倒なことに巻き込まれるようなことはいやだ、と思うのかもしれません。
でも、そういうことはありません。110番の電話はもっと活用されていいと思います。
110番の受付対応は?
110番にかけると「事故ですか?事件ですか?」と聞かれます。その答えとしては「事故です」と「事件です」のほかに、「緊急ではありません」という答え方もあります。
「緊急ではないならかけないように」と言われたことは一度もありません。110番の受付では緊急性を優先して対応するから大丈夫なのかと思われます。
私はお巡りさんとの会話から110番電話のハードルの低さを学びました。
「えっ、そんなことで110番していいんですか?」「いいんです」。
その後に続いたのは「そうでなければ動けない」か、「その方が動きやすい」というような言葉でした。
実際に110番をした例
以前に、商業施設の2階を賃借して学習塾を運営していたときのことです。
巡回にきたお巡りさんに、(夜おそくまで残っているようなときに)「下の出入り口にたむろされるので困る」と話した時に、「そんなときは110番してください」と言われました。
それがある時、通報後に耳を澄まして聞いてみると「中から出て来れないと電話があった」、などとたむろしている連中に言っているのです。とんでもない話です。お礼参りされてしまいかねません。
次回からは、それについての抗議と注意も含めながら110番するようにしたところ、以後は問題ありませんでした。
その他の通報は以下のようなときでした。
・信号待ちをしながら眠り込んでいるトラック運転手をみたとき
・団地内外で暴走を繰り返すバイクがいたとき
・中学生たちがおそくまでコンビニ前で座り込んでいたとき
・終電後の駅前に具合悪そうな人がいたとき
・お巡りさんに様子を見に行ってもらいたい、と思うケース(何度も)
全ての国民に課せられた義務
私はまだ児童虐待で電話をかけたことはありませんが、児童虐待の通告は全ての国民に課せられた義務です。(児童福祉法第25条)
「通告」とは児童相談所に連絡することを言います。でも、冒頭のニュースの例でわかるのは、緊急の通報先として児童相談所は適切ではありません。すぐにかけられるのは110番で、すぐに動いてくれるのも警察です。
遭遇した場合は「110番通報」で問題ないと思います。
110番のしくみ
110番は地元の警察署や交番につながっているのではなく、本部につながります。ですから事故や事件の起きた場所を聞かれたときには、そのつもりで答える必要があります。
いつ、どこで、何があったのかを伝えます。最後に名前を聞かれますが、名前は言っても言わなくても自由です。言わない場合は「匿名希望です」の一言で済みます。
ここまで読んでいただいたことで、110番へのハードルは下がったでしょうか?
「虐待みたいだけど自分の思い過ごしだったらどうしよう?」
「警察がきたときには虐待がもう止んでいたらどうしよう?」
などの心配は無用です。思い過ごしだったらなおいいではありませんか。
電話しなかったために弱者の命が奪われたり、危険な目に遭ったりするかもしれません。
そのことを考えて、ぜひ少しの勇気を出して迷わずに110番通報をしていただければ、と思います。なにも怖いことはありませんので。
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