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カレーは本来は健康食。「たくさん食べても胸焼けしないカレー」の作り方
「いくら食べても胸やけしないカレー」を作れたらいいと思いませんか?作り方はいたって簡単なので一度試してみてください。
カレーとは本来は薬膳食
「市販カレールーで作ったカレーを食べると胸焼けするけど、インド人のお店の本格カレーを食べると胸焼けはしない」とよくいわれます。
アーユルベーダという伝承医学を持つ国であるインド。そのインドの人々や、周辺国の人々が伝統的に食べてきたカレーは、薬効高いスパイスを効かせた薬膳のような食べ物なのです。
市販カレールー
「カレー」といえば、市販のカレールーで作るもの、と多くの人たちは思っていることでしょう。私もかなり以前まではそうでした。
私が、「カレールーはよい食べ物ではない」と体感し、確信するようになった経緯はこちらです→私が市販カレールーを買わないたった1つの理由
市販カレールーは体にストレスをいっぱい与える食べ物だと思います。いつも食べていたら胃腸障害を引き起こしたり、老化を加速させるものだと思います。
一からの手作り簡単カレーの作り方
まず、お好みで野菜を用意します。玉ねぎ、にんじん、じゃがいもの定番品のほかに、かぼちゃ、サツマイモ、里芋、ごぼう、レンコンや、夏にはなす、トマト、ゴーヤ、きゅうりなどの夏野菜もいいですね。
作り方の手順です。
1.野菜を炒める、または茹でる
2.水を適量入れて煮込む
3.味をつける
4.水溶き片栗粉を入れて出来上がり
1つずつ説明していきます。
1.野菜を炒める
大きめのフライパンに野菜を入れて軽く空炒りしてから油を、野菜の量により大匙1~2入れて炒めます。
空炒りして水分を飛ばしてから炒めることで、早くおいしく炒めることができます。
ある料理研究家は、お惣菜っぽくなるので、「おもてなしカレー」にはいろいろ入れず、玉ねぎだけを入れる、といっていました。(カレールーのカレーです)
玉ねぎはうま味を出してくれる筆頭です。なにはなくても玉ねぎですね。すべての野菜を無農薬に、とはいきませんが、私は玉ねぎだけはこだわり、良いものを取り寄せています。
2.水を適量入れて煮込む
水の量は野菜の量に合わせての適量とします。
このときに、だしとして「無添加和風だし」「いしる」(いしり)「ナンプラー」などがあれば入れます。砂糖や添加物を含まないものが理想です。

下煮しているところです。今回の材料は、玉ねぎ、なす、にんじん、ゴーヤ、トマト、ぎんなん、生姜、ニンニクです。

味付けは塩、かえし(醤油・酒・みりん)、味噌、トマトピューレ、和風だしです。色が濃いのは5年味噌のせいです。カレーに合うのです。
3.味をつける
ここでカレー味やその他の味をつけます。いうまでもなく、ここがおいしいカレーになるかどうかの分かれ目です。
おススメは複数の「カレー粉」と「ガラムマサラ」を用意しておき、それらを調合するやり方です。
「カレー粉」は、「カレールー」とはちがいます。カレー用に調合されたハーブ・香辛料のみからなる粉であり、油脂や塩や化学調味料などを含みません。
「ガラムマサラ」は、ターメリックが入っていないインド料理の香辛料ミックスです。カレー粉とちがい、サラダなどに振りかける非加熱の使い方も可能です。
そのほかの調味料としては、塩、醤油、味噌、インスタントコーヒー、トマトピューレなどをお好みで入れます。
粉や顆粒やフレーク状であっても、「カレー粉」という名前ではないものは、加工油脂や調味料、添加物の入った加工食品ですので注意してください。
カレー粉を製造している会社ではほぼ、そのような商品も製造しています。近年は一から手作りする人は少なくて、圧倒的に売れ行きがいいのは、カレールーやらの加工品の方ですので。
「カレー粉」のほかに、お好みでプラスアルファのスパイスを加える方法もあります。
辛味 - カイエンペッパー、胡椒、ニンニク、ショウガなど。
味と香り - クミン、コリアンダー、クローブ、シナモン、カルダモン、ナツメグ、オールスパイス、キャラウェイ、フェンネル、フェヌグリークなど。
色 - ターメリック、サフラン、パプリカなど。
~Wikipediaより
まちがいなくおいしさアップとなるのは、野菜を炒めるときにみじん切りのニンニクと生姜を加えることです。
ニンニクと生姜は、カレー粉の中に含まれていることが多いですが、フレッシュなニンニクと生姜をプラスしたカレーのおいしさはまた格別です。
ソースやケチャップを入れる方法もありますが、大量の砂糖のために不健康なカレーになってしまいますのでおすすめしません。
せっかく体にいいカレーを作ろうとしているので、ここでは多めの玉ねぎで甘味を増したり、トマトピューレでこくを出す方がよいでしょう。
ココナッツミルクをいれるとタイカレー風になります。それもたまに食べるととてもおいしいです。
4.水溶き片栗粉を入れて出来上がり
水で溶いた片栗粉を、とろみの様子を見ながら混ぜ入れて仕上げがり、となります。
現在のような市販カレールーが出回る前までは、各家庭では、フライパンで小麦粉を炒め、カレー粉を練りあわせてカレールウを作り、1~3までの具を合わせてカレーを作っていました。
カレーというと手抜き料理の代名詞ですが、「従来の手作りカレー」は手抜きの正反対です。
ところが、私の手作りカレーレシピは、小麦粉を別に炒める工程が要りません。1つのフライパンか鍋で完結します。
ここでご紹介したカレーは「ベジタリアン」であり「グルテンフリー」でもあります。私は肉を食べないので、肉類を入れることはありませんが、エビ、ボイル帆立、冷凍牡蠣があれば使うことがあります。
子供も大人もみんな大好きなカレーだからこそ、酸化した油脂やトランス脂肪酸や各種添加物が入っていない、体にやさしいものであってほしいですね。
本来のカレーは胸焼けするどころか、体が元気になる食べ物であるはずなのですから。
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